トホシオサゾウムシ(十星長象虫)
分類 : 甲虫(鞘翅)目オサゾウムシ科
体長 : 6~8mm
分布 : 本州~四国・九州
平地~山地まで広く分布
特徴 : 体色は濃赤で
前胸背の中央部と上翅に黒色の10紋があり
上翅中央の2紋と後方側面の2紋が目立ちます。
斑紋には個体差があるそうで
この画像で10紋を見つけることはできませんでした。
ツユクサの茎に口吻を突き刺して穴をあけ、卵を産むそうです。
名前の由来 : 上翅にある10個の斑紋を十星になぞらえたゾウムシということで。
オサ(長)の由来は分かりませんでした。
Posted on 2022/05/28 Sat. 10:00 [edit]
カイツブリの抱卵
カイツブリの抱卵
カモ達が旅立ち、静かになった自宅近くの溜め池(周囲はフェンスで囲ってある)で
浮草の上でうずくまっているカイツブリが目に留まりました。
念のためにシャッターを押し、モニターで確かめたら抱卵している姿でした。
カイツブリの巣は葦などが生い茂っているような
あまり目立たない場所で巣作りをするものだと思っていましたが
溜池の岸から数メートしか離れておらず
周囲は何も遮るもののない場所で巣作りをしているとは驚きでした。
抱卵をしている姿を見つけたのは5月19日でした。
いつ頃に卵を産み、抱卵し始めたのかは分かりませんが
無事ヒナが孵(かえ)り、親子の姿が見られたらいいなと思っています。
Posted on 2022/05/27 Fri. 10:00 [edit]
キョウオウ(姜黄)
↓ 2葉が花です。
ハルウコン(春鬱金)
分類 : ショウガ科ウコン属 多年草
学名 : Curcuma aromatica
原産地 : インド、東南アジア、中国南部の熱帯アジア
特徴 : 地上部は高さ50~80cmになり
太った地下茎があり、内部は明黄色だそうです。
葉は長い柄があり、カンナに似た楕円形で先はとがり
表面は滑らか、裏面はビロードのような手触りの長さ30~60cmです。
葉の間から30cmほどの花穂を立て
淡紅色の苞葉の内側に3~4個の黄色の花がつきます。
花の大きさは2cmほどで、結実はしないそうです。
名前の由来 : 漢名「姜黄」の中国読みから。
因みに、学名のクルクマ(curcuma)はアラビア語の「黄色」からで
根茎に黄色の色素が含まれ、染料に使われたことから。
メモ=この仲間には、秋(7~10月)に花が咲くウコン(鬱金)=別名・秋ウコン
キョウオウより少し遅れて咲くガジュツ(莪朮)=別名・紫ウコン又は夏ウコンがあり
(花が咲く機会は少ない)
3者とも根茎に薬効があり、九州南部や沖縄県で栽培されているそうです。
当地は温暖なこともあり、畑や庭の片隅で栽培されています。
また、観賞用として植えられる園芸品種のクルクマもこの仲間です。
※データなどは2014年6月投稿記事に加筆修正しました。
Posted on 2022/05/26 Thu. 10:00 [edit]
ショウジョウトンボ(猩々蜻蛉)
分類 : トンボ目トンボ科
体長 : 45~55mm 後翅長 : 35mm内外
分布 : 北海道南端の一部~九州~屋久島
平地の池、沼、水田、湿地など広範囲に生息。
特徴 : 4月~11月頃まで見られます。
羽化して間もなくは薄い黄色をしていますが
オスは成熟すると肢も含め全身真っ赤になり
メスは橙色になります。
翅は透明ですがオスの基部は赤色で、メスは橙色です。
オスは水辺の植物などに止まり、縄張りを形成します。
名前の由来 : 中国の伝説にある空想上の動物「猩々」に見立て
全身が赤いことから。
メモ=「アカトンボ」とは、昆虫学の世界ではアカネ属に分類される
ナツアカネ、アキアカネ、マユタテアカネ、リスアカネなどで
ショウジョウトンボは全身が真っ赤でも「アカトンボ」の仲間ではないそうです。
〇猩々とは、「顔は人間、声は小児に似ており
髪は赤くて長く、酒を好む猿のような獣」だそうです。
ショウジョウと名のつく生物にはショウジョウトキ(猩々朱鷺)
ショウジョウバエ(猩々蝿)
ショショウバカマ(猩々袴)、ショウジョウソウ(猩々草)などがあります。
※データなどは2013年7月投稿記事に加筆修正しました。
Posted on 2022/05/25 Wed. 10:00 [edit]
シノグロッサム
シナワスレナグサ(支那勿忘草)
分類 : ムラサキ科オオルリソウ属 1年草
学名 : Cynoglossum amabile
原産地 : 中国西南部~チベット
特徴 : 茎はよく枝分かれし、草丈30~70cm。
根元の葉(根生葉)はへら形の長さ9cmほど。
枝葉は長楕円形の3~4cmで、どちらの葉も波打ち、葉脈が目立ちます。
茎先や葉の腋から花茎を伸ばし
花径1cmほどの鮮青色の花を次々に咲かせます。
花の中央部の盛り上がった副花冠はワスレナグサのように黄色にはなりません。
名前の由来 : シノグロッサムとは、ギリシャ語の「犬」と「舌」の合成語で
この仲間に犬の舌に似ているものがあることから。
和名は、原産地が中国で、ワスレナグサに花の姿が似ているから。
メモ=ワスレナグサの名前が付いていますが
ワスレナグサの属名はワスレナグサで、別の仲間になります。
Posted on 2022/05/24 Tue. 10:00 [edit]
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植栽
分類 : スイカズラ科タニウツギ属 落葉低木
学名 : Weigela coraeensis
分布 : 北海道南部~四国・九州
海岸近くの山野などに多く生える。
特徴 : 樹高は2~5mほど。
葉はやや厚く、表に艶がある楕円形又は卵形で、長さ7~15cm。
花は葉の付け根と先端に2~3個ずつ付きます。
吊鐘形の花の長さは3~4cm。
咲き始めは白色、それから薄紅色へ、後に濃紅色になるので
濃淡の花を一度に見ることができます。
名前の由来 : 「箱根産のウツギ」という意味だそうですが
箱根では自生種は見られず、誤認によるとされています。
メモ=ハコネウツギによく似た
葉や花がやや小ぶりのニシキウツギ(二色空木)があるそうです。
しかし、観賞用として広く植えられるのは前者の方ということで
ハコネウツギとして投稿しました。
〇ウツギ(空木)の名前の付く樹木には
スイカズラ科にはタニウツギ、ヤブウツギ、オオベニウツギなどがあり
ユキノシタ科にもウツギ(=ウノハナ)、ノリウツギ、マルバウツギなどがあります。
いずれも幹や枝がストロー状の中空になっていることからの名前です。
※データなどは2015年5月投稿記事に加筆修正しました。
Posted on 2022/05/23 Mon. 10:00 [edit]
チャイブ
セイヨウアサツキ(西洋浅葱)
エゾネギ(蝦夷葱)
分類 : ユリ科ネギ属 多年草
学名 : Allium schoenoprasum
原産地 : 地中海沿岸~シベリア
特徴 : 草丈20~30cm。
葉は細く、花茎と共に中空の円筒形。
初夏に花茎を伸ばし、その先に半球形(=ネギ坊主)の花を咲かせます。
ネギ坊主の大きさは2~3cmで、一つの花弁(花被片)の長さは7mm前後。
・北海道~四国に自生するアサツキ(浅葱)によく似た植物で
花を一見しただけでは、チャイブとアサツキの見分けは難しいです。
アサツキは球根(鱗茎)が出来、夏には休眠するそうで
一方、チャイブは球根が出来ず、冬に葉が枯れ、春に新しく芽吹きます。
・アサツキと同じように、葉や茎を料理の薬味などに利用される他
花が可愛いこともあり、観賞用としても栽培されます。
名前の由来 : 英名(Chives)の日本語読み。
アサツキ(浅葱)とは、葉や茎がネギより浅い緑色なので、浅つ葱(あさつき)からという説。
メモ=チャイブの栽培記録は古く、2,000年ほど前から中国で栽培され
その後ヨーロッパなどに広がったとされています。
日本に自生するアサツキは、チャイブの変種だそうで
学名は Allium schoenoprasum var.foliosum となっています。
※データは2016年5月投稿記事に加筆修正しました。
Posted on 2022/05/22 Sun. 10:00 [edit]